「保育園落ちた日本死ね!!!」について思うこと

2016/03/20(日)12:14:07

保育園に落ちるということ

保育園落ちた日本死ね!!!」という投稿が話題になっています。
私も「保育園落ちた」を経験しています。共感します。

私は生まれも育ちも大阪です。父も、父方の祖父母も同様です。
そして、私は先祖が開墾した土地に住んでいて、それを受け継ぎ、子どもたちに渡していくことでしょう。

我が家の周辺は再開発が進み、大規模なマンションがたくさん立ち並びました。
そして、若い世代の流入が著しいようです。

長女はすんなり0歳児の4月に保育園に入園。
長女は何の苦労もなく入れたし、長女の時は年度の途中でも入園できていたので
次女は0歳児の9月入所で申し込みましたが、落ちました。
次女は1歳児の4月から入所しました。
三女は3か月のころに手術がありましたので、それに合わせて入園申し込みしましたが、やはり入所不承諾。
結局0歳児の4月より入所しました。

待機中は周辺地域の保育園の入所状況を市に確認しましたが、軒並み定員の2倍程度の待機児童数。
私の認識の甘さを再認識しました。

保育園に入れないということは、多くの人にとって仕事ができないということです。
保育園に預かってもらえずに、仕事を辞めるということは収入が減って困るという以前に
憲法が保障する職業選択の自由が奪われているのではないか、と私は思います。
仕事がしたいと思っているのに、子どもがいることで専業主婦以外の選択肢がもてないという方も大勢いらっしゃるのではないでしょうか。

最近は子どもを連れていける職場や自宅勤務などの制度が整っている企業もでてきています。
このような仕組みや制度、雰囲気が広まっていければ良いなと思います。
私も職場に子どもを連れていけたら楽ちんなのになと思うことはよくあります。

三女に関しては産後3か月で右側の甲状腺を摘出する手術をしました。
癌の恐れがあったこと(実際癌だった)、甲状腺が少しずつ大きくなっており、気管を圧迫していたこと(もっと進むと窒息します)、
嚥下に問題が出始めていたことがあり、手術をあまり先延ばしにすることができなかったのです。
それでも市からは「入所不承諾だから、自力で何とかして」と言われただけでした。
「そのまま死ね」と言われているような気さえしました。

「保育園落ちた日本死ね!!!」への批判

言葉遣いが汚いだの、「死ね」なんてヘイトスピーチだと仰ってる方もいらっしゃるようです。
でも、私には「保育園落ちた日本死ね!!!」は心の奥底から出てきている叫びだと思います。
心の奥底から出た叫びだったからこそ多くの人が共感しています。
たくさんの人が保育園から入園不承諾通知もらい、たくさんの人がいろんなことをきれいな言葉で主張しても
今まで大きな運動になりませんでした。
この記事が現状を変えられる運動の出発点になればいいなと思っています。

女は子どもを産んだら仕事を辞めて家にいるべきであり、育児をどこかに委託するのはおかしいと主張される方もいらっしゃいます。
もし、子どもを産んだら女性が仕事を辞めなければならないのだとすれば
いつ子どもができてやめてしまうかわからない女性を企業は雇おうとするでしょうか。
そうすると女性の就業自体が難しくなり、女性の非正規化や高等教育への非積極性が増し、女性の地位が落ちていくように思います。
とても悲しいことです。女性に出産というライフイベントがある限り、女性の地位は上がらないということになります。
また、子どもができたら仕事をやめなければならないのであれば、キャリア志向の女性の非婚化や子どもを持たない選択をする人が増えるでしょう。
よって、さらに少子化が進みます。

子どもを親に預けたり、預けられるような地方に引っ越せばよいとの批判もあります。
我が家は子どもの祖母にあたる私の母は持病があるので、四六時中幼い子どもの面倒を見るのは難しい状況です。
父にしてもすぐ腰を痛めるし、小さい子どもの面倒なんてほとんど見たことないのに難しいでしょう。
主人の両親は我が家から車で3時間のところに住んでおり、どちらも仕事があります。
また、先祖から受け継いだ土地を全員で離れることにも抵抗がありますし、保育園の問題以外にメリットがあるとは思えません。

子どもを育てられないくせに子どもを産むなという批判。
様々な状況があるとは思いますが、多くの場合何かしらの援助やサポートがあれば産んで育てることができると思います。
私にも病気で育てられないのであれば産むなという批判がありました。
でも、私の病気がわかったのは三女妊娠中7か月。中絶もできません。
誰も好きで病気になったのではないし、なると予測できたわけでもありません。
出産によって何かの障害を負ってしまうかもしれません。
誰にだって子どもを育てられなくなるリスクはあります。

保育園に子どもを預けるなんてかわいそうって長女を預けたころよく言われました。
でも、長女は保育園でいろんなことを一緒に乗り越えてきた友だちをたくさん得ることができました。
幼稚園でも友だちはたくさんできるかもしれません。
でも、幼稚園にしか通ってなかった私よりもっともっと濃い人間関係を娘は築き、私なんかより人を思いやる気持ちを持ち、そしてそれを大切にしているように思います。
そして親や祖父母のところにはもちろんですが、保育士さんのところにも自分の居場所をつくっています。

そんなに保育園に子どもを預けることは悪でしょうか。母親が仕事をすることは悪でしょうか。
それぞれの人生の幅を広げるために、私は仕事をし、子どもたちは保育園に通っていると思っています。

現場の人間はプロフェッショナルであるということ

以前、webサイトを作る仕事をしていました。
見積もりを出した時によく言われたことは
「素人でもホームページを作れる時代にこの見積もりは高い」
「無料のテンプレートを使ったらもっと安くできるのでは?」

そうです。
素人でも作れます。
無料のテンプレートもたくさんあります。

でも、業者に頼もうと思った理由は何でしょう。

webサイトを作る時間がなかったり、自分ではよくわからなかったり、質の良いものを作りたかったりと
いろいろ理由があるのと思います。
値切りたい気持ちはわかりますが、理由があってプロに頼むのであればそれ相応の対価が必要です。

保育料は収入によって変わります。
自治体から収入が少ない人ほど補助金が出るからです。

0歳児一人当たりにかかる保育コストは40万円程度だそうです。
我が家は3人目で保育料は無料なので、月40万円すべて補助金です。

月40万円が高いか安いかで言えば高いように思います。
でも、子どもは出社前に保育園に預け、退社後に迎えに行くので
保育時間は親が会社にいる時間以上保育園にいることになります。
もし保育士と自分の時給が同じであれば、保育料の方が高くなるのは当たり前でしょう。

保育料は親のどちらかが仕事を辞めて家で子どもを見れば必要ない出費です。
保育は親が仕事を辞めればタダなのです。
保育料が親のどちらかの収入を上回れば、仕事をすることでさらに出費が増えるという意味の分からない状況になります。

親が本来ただでできることだから、
素人でもやろうと思えばただでできるから、
保育料が高くなったら困るから
そんな理由かどうかはわかりませんが、保育の現場のプロフェッショナルである保育士の給料は低いままです。

保育士は命を預かる仕事です。給料が安いままでいいわけがありません。
でも、預ける側は保育にかける金銭的な余裕はあまりありません。

国は少子化を押しとどめ、労働人口を増やしたいのであれば、
保育士の給与を増やせるような施策をすべきだと私は思います。
わがままかもしれないけどね!

「保育園落ちた日本死ね!!!」を書き直してみました

言葉遣いが汚いだの、ヘイトスピーチだの言う人がいるので、私なりに書き直してみました。

保育園の入園選考に落ちました。日本では政府の言ってることとやってることが違っていて憤りを感じます。

政府は一億総活躍社会を掲げていますが、現実に即していません。
昨日、保育園の入園選考に落ちました。
どうしたらよいのでしょうか。私は活躍できません。
子どもを産んで、子育てをし、さらに社会に出て働いて税金を納めようとしているというのに政府は何が不満で入園させてくれないのでしょうか。
少子化というのに、なぜ保育園に預けることができないのでしょうか。
希望通りの保育園に預けるのが難しいのに、子ども産む人はおりません。
国会議員は不倫しようが、賄賂受け取ろうが関知しませんので、保育園を増やしてください。
オリンピックで何百億円を無駄にしたのでしょうか。
エンブレムもどうでもよいので、保育園を作ってください。
有名なデザイナーに払うお金があるなら保育園を作ってください。
これからどうしたらよいのでしょうか。会社を辞めなくてはなりません。
政府はいい加減にしてください。
保育園を増やせないなら児童手当を20万円にしてください。
保育園の増やせない、児童手当も数千円しか払えないのに、それでも少子化を食い止めたいというのは虫の良い話ではないでしょうか。
国が子どもを産ませないようにしてどうするのでしょうか。
お金があれば子どもを産み、育てられる人はたくさんいらっしゃいます。とりあえずお金を出すか、子どもにかかる費用すべてを無償にしてください。
不倫したり、賄賂を受け取ったり、うちわを作っている方をはじめとする問題ある国会議員を半分やめさせれば財源は作れると思います。
本当に日本政府はいい加減にしてください。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください