肺部分切除:入院13日目

個室に移動!

熱も下がったし、夜は耳栓でも買ってきて寝るかなと思い始めてたんですが。

一昨日、さて、気分転換にコーヒーでも買ってくるか~と思って準備を始めたら、
同じ部屋のおばちゃんが自分の身内に私の悪口(いつも黙っている、陰気、怖い等※)を
言っているのを聞いてしまい、
もう我慢するのはやめようと決意したのでした。

※病院は病気を治すところであり、他の患者さんに迷惑をかけてはいけないと思って、
 あたりまえだけど入院中は騒がず、他の患者さんのプライバシーには踏み込まず、
 極めて大人しくしています。
 自分の病気のことを他の人に話したくないという人もいるだろうし、
 私は癌であることで関係ない人に同情や憐憫の言葉をかけられると
 すごく不快なので言いたくありません。

その晩に看護師さんに個室をお願いして、
次の日の朝にはうつらせてもらいました。

一昨日の晩は消灯後の「あ~ねよねよ~。消灯したしな~。あっその前にトイレいっとかな!」などなど独り言に始まり、
夜中に何やら冷蔵庫からおやつとのみものを取り出して貪る音、
挙句「あ~まだ4時か~」でもう私はすっかり目が覚めてしまって、ほとんど寝ることができませんでした。
ちなみにそれから窓際のおばちゃん方のおしゃべりが始まってしまい、
私は朝の4時から音楽を聞いていたのです…。

抑うつ状態

昨日の朝までの私は
少しずつ抑うつ状態に陥ってきはじめていて、
去年の今頃、愛犬が死んだんだったなあ。。と思っては泣き、
おばちゃんらのおしゃべりのイライラで涙が出、
何もする気になれず、
寝つけず、熟睡できず、朝も早く目が覚めてしまい、
ごはんもおいしくないし、本もなかなか進まない…という状態でした。

病名とか転移したとかを聞いて抑うつ状態になるような人もいるぐらいだけど、
私は困難や痛みなんかにひるまず、治療に邁進するよう努めています。
だから、こんなところでストレスをため込んで、うつになってはいけないと思いました。
個室代ぐらいの負担で抑うつ状態から脱却できるのであれば、安いものです。
今後、明るく治療を続けていくための投資です。ストレスは体に悪いしね。

心情的には個室代をうるさかったおばちゃん方に払ってもらいたいとは思いますが。

その後

個室は一番安いのなので、洗面台はあるものの、トイレはついていません。
トイレは前の部屋のすぐ近くなので、トイレに行くとおばちゃんたちの声も聞こえてくるのです。

一度、窓際のとなりのおばちゃんに出会ってしまい、睨まれました。
その後、トイレにいたら、私のことを何かしゃべっている様子。
すごく不愉快でしたが、ストレスをためちゃいけないと思ってなるべく聞かないようにしました。

また、向かいのベッドのおばちゃん(比較的聞き役だった方)に廊下で出会い、
「ごめんね、うるさかったでしょう。あの人たちには少し怒ったんだけど。あの二人の分も謝ります。ごめんなさい」と
謝罪がありました。

私も何も言わず部屋を変えて、
あの人たちなら「無礼な、一言ぐらい挨拶があっても良いものを」とお怒りだろうなと
想像していたので、少し救われた気がします。
挨拶しなかったのはわざとです。腹立ってんのに、わざわざ部屋を変わりますなど挨拶するものか。

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