今日から禁ヨード食

目次

甲状腺ホルモンについて

甲状腺から分泌されるホルモンは2種類あるそうです。

1つはサイロキシン(T4)、もう一つがトリヨードサイロニン(T3)です。
化学式で書くとT4が【C15H11I4NO4】、T3が【C15H12I3NO4】
T4はT3に比べてH(水素)が少ない代わりに、I(ヨウ素、ヨード)が一つ多いです。

調べたところによると、
血液中にある甲状腺ホルモンのほとんどはT4だそうです。
また、T4はT3の前駆体(T4からIが一つ取れてT3になる)です。

T4に比べ、T3は作用が強いのですが、半減期が短いそうです。
T4の半減期は1週間くらいですが、T3は1日程度です。

T3、T4が減少するとTSHが分泌され、甲状腺が刺激されます。

ヨード治療準備

ヨード治療の入院は1か月前から準備が始まります。

1か月前から2週間、薬がチラーヂンからチロナミンへ変更されます。
チラーヂンがT4製剤、チロナミンがT3製剤だそうです。
2週間かけてT4を体内から出し、T3でその分を補っていました。

そして、入院2週間前からはチロナミンも飲むのをやめます。

そうすることで、TSHを分泌させ、甲状腺細胞(私の場合、甲状腺を全摘しているので、体内に残っているのは甲状腺由来の癌ということになります)を活発化、
そして、ヨードを取り込む作用が活発化しているところへ放射性ヨードを飲んで取り込ませ、
放射線によって癌をやっつけます。

禁ヨード食

甲状腺細胞に放射性ヨードをたくさん取り込ませる必要があるので、
甲状腺細胞がヨードに飢えている状態にするため、
薬をやめたその日から禁ヨード食になります。

「禁」といっても、日本の食べ物にはたくさんヨードが含まれているので、
どうしても排除しきれません。

禁ヨード食のレトルトも売ってるのですが、高い。
これでヨード治療が1度で済めば御の字なのかもしれないですが。

ヨード治療退院後

退院後、年内は子どもとの接触禁止を申し渡されているので、妹の家に居候する予定です。

子どもと会えないのはとても不安ですが、頑張っていきたいと思います。

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