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癌と言われて思ったこと

目次

私でよかった

旦那や子どもたちじゃなくてよかった。痛い思いをするのが痛みに強い私でよかった。
両親や祖母や義両親たちじゃなくてよかった。年齢が上がったほうが予後が悪いというので、若い私でよかった。
B’zの稲葉さんじゃなくてよかった。手術して大きな声や高い声が出なくなって困る仕事じゃなくてよかった。
癌というだけで不安になる人じゃなくてよかった。
ほかのだれでもなく、前向きで、楽観的でいられる私でよかった。

でも、旦那には大きなものを背負わせてしまって、申し訳なく思っています。
結婚するということは相手に自分の人生を背負わせてしまうことだと改めて感じました。
パートナーがいるということは精神的にも、肉体的にも、経済的にも支えてもらえるということなので、
結婚していてよかったと思います。

子どもたちには私の入院は大きな負担だとは思うけれど、
今治療しなくて、もっとそばにいてあげなきゃいけない時にいてあげられないと困ります。
なので、なるべく早く治療してしまわないと。

我が家は私の両親と同居です。
子どもたちの面倒や心のケアなどきっと旦那だけだったら至らないことも多かったと思うけど、
父や母がいるから子どもたちも安心できると思います。

やっといて良かったと思ったこと

がん保険に入っててよかった

がん保険、私の場合は「がん」と告知されたら100万円、治療にかかった費用は全額出ます。
先進医療も上限なく、全部出ます。
私がチラっと聞いたのは「重粒子線治療」。1回300万円かかりますが、もちろん1回じゃ効果は薄いです。
これを何回やっても、がんの治療であれば4回やっても5回やっても全額出ます。

医療保険にも入っててよかった

医療保険で手術10万円、初日から入院1日につき5000円という保険に入っていたので、最初から治療費の心配は全くありませんでした。
高額医療費の上限が決まっているので、真ん中あたりで月をまたがない限りはたぶん大丈夫。
その上、私は2012年10月1日~2014年4月15日の間に産前産後休暇、育児休業で給与をいただいていなかったので、
府民税、市民税が非課税のため、低所得者の枠になるため上限が35,400円。
入院がちょっとしたバイトのようです…。

病気になって治療費の心配をしなくていいというのは
いろんな心配をしなくて良くなるので、
医療保険には入っておいた方がよいです。絶対。

タダで保険の相談にのってくれるサービスが出ているので、オススメ。
私もプロに相談して良かったなあと思います。
だって、よくわかんないもん。





やっといたら良かったと思ったこと

我が家はもともと私の祖父母、両親、そして私と妹が住んでいました。
阪神大震災で歪んでしまい、少しずつ修繕していたのですが、
私が結婚するとき(この時には祖父母は亡くなっていませんでした)に二世帯住宅に建て替えました。
なので、父と私の親子ローンです。
今は私がローンを払っています。
そして「機構団体信用生命保険特約制度(団信)」も。
団信は私がローンを返しきらずに亡くなったり、障害状態で働けなくなったりしたときに
代わりにローンを払ってくれる制度です。

これに、がん特約をつけとけばよかった…!
がん特約をつけると、つけない場合の倍ぐらいするのですが、つけといたらよかった…。
これだけは本当に公開しています。
つけといたら、仕事を辞めて治療に集中することもできたのに。
後から変更できないので、本当にあとの祭りですけどね!

あと、やっぱり手術前に自分で首の写真を撮っておいたらよかったなと思います。

心配なこと

子どもたちのこと。

少なくとも三女はおなかにいるときに私は癌になっていたわけで、
なんか影響がないかと少し心配でいろいろ調べましたが、大丈夫そう。

一部の癌は遺伝するようですが、私の親戚に甲状腺を患った人を聞かないので
私の場合はたぶん大丈夫。
でも、肺疾患がとても多いので、気をつけなければ。
遺伝はとても心配でした。子どもたちに絶対受け継いでほしくないです。

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