測定不能ってどういうこと
妊婦検診の血液検査にまぎれて甲状腺の血液検査をしました。
産科の診察日と耳鼻科の診察日と一緒の日なら良いのに、
主治医の担当曜日がかぶらないので、別々の日に運が悪ければ連日病院へ行くのは結構めんどくさい…。
仕事もたびたび休まないといけないので、ちょっと不便でした…。
仕方ないけど。
血液検査の結果についてはよく説明されなかったけど、
先生:
「サイログロブリンの数値が計測不能なほど高値でした
甲状腺の機能に関するものは正常値です。
だからすぐに治療が必要な病気ではなさそう。
良性の腫瘍か、もし悪性でも予後が良いもの」
いやちょっと待て、計測不能ってどういうこと。そして、悪性って。
サイログロブリン
先生によると、
サイログロブリンは甲状腺に炎症など病気が起こっている場合に高くなるそう。
良性でも高くなることがあるし、
悪性でも低いことがある。
だから、高いからといって癌というわけじゃないんだけどね…と何かはっきりしない…
甲状腺を全摘すると下がるので、全摘後の腫瘍マーカーとして使われる。
つまり、がんで甲状腺を全摘後、転移があるかどうかのチェックに使われるもの。
正常値は30~35ng/ml
このとき、計測できるは1000ng/mlだったので、少なくとも1000ng/ml以上でした。
手術した方が
血液検査の結果が出た時、私は臨月直前。
妊娠中、サイログロブリンが上がることがあるそうだけど、
やっぱり1000ng/ml以上というのは高値すぎる。
日本癌治療学会の甲状腺腫瘍の診察ガイドラインによると、
手術適応となるのは以下の通り
大きな腫瘤を形成している 増大傾向あり 圧迫またはその他の症状 整容性に問題がある 超音波検査で癌が否定しきれない 細胞診断で癌が否定しきれない 縦隔内へ結節が進展している 機能性結節である サイログロブリン(Tg)値が異常高値である
腫瘤の大きさ、サイログロブリンの値などは医療機関は医師によって意見が異なるようだけど、
腫瘤の大きさは4cm程度、サイログロブリンは1000ng/mlが目安の模様。
1項目を満たすだけではなく、総合的な判断が必要とのこと。
私の場合この時点で、
「大きな腫瘤を形成している」
「増大傾向」
「サイログロブリンが異常高値」
の3つが当てはまっていました。
「うちでは甲状腺の手術はほとんどやってないので、他の大きな病院を紹介します」と、
結局別の病院で再度検査をやり直しということに。
「細胞診は2~3回やった方が良いって言われてるし、他の医療機関でやったら結果も変わってくるかも。しっかり見てもらってね」と紹介状をいただきました。
転院先の診察は出産予定日まであと20日弱の9月の始め。
生まれてたらどうしようとか思いながら予約をとってもらいました。