いよいよ入院:1日目 CTの結果と手術説明

目次

入院日

朝、上の子二人を保育園に送っていき、先生方にお願いをし、
返って末娘を抱っこしまくって父の車で病院へ。

手続きやらなんやらしてから病室へ。
めっちゃ見晴らしの良い4人部屋の窓側。大阪平野を一望できます。
さらに、4人部屋なのに私一人。

そして、何より!担当の看護師さんがかわいい!
大学病院はいい感じの看護師さんが多かったです。美人も多かった。

入院時のオリエンテーションが終わったころにはおひるごはんでした。
ちょっと少なかった…。

CTの検査結果

夕方に先生が来てくれました。

最初にCTの画像を見せてくれて、
「この前のCTですが、副鼻腔炎がまだ完全に治ってなくて、白く映ってるねー。
でも、症状なかったら治療する必要ないと思います。
あと、腫瘍が大きすぎて気管が真ん中からずれちゃってます。
気管は真ん中からちょっと寄ってる黒いところ。
甲状腺腫瘍の大きさは最大径で5.6cmくらい。早めに手術決めて良かったね」
甲状腺腫瘍CT

確かにずれてる!
そういえば、産後いつ頃からだったか洗濯物を干すのに手をあげると息が詰まったり、
ごはんをよく喉につめたりしてた!

先生が帰ってから携帯で調べてみたところ、
呼吸がしにくい、食べ物が飲み込みにくいといった症状は甲状腺腫瘍の患者さんには比較的多い訴えなのだそうだけれど、
その多くは気のせい(気のせいじゃない人もいるみたいだけど)。
このような症状が出始めるのは5cm前後かららしい。

私のは気のせいじゃないよね…

2015年4月24日追記:
その後、医師のママ友に話したところ、
「それ、窒息死するパターンやん!怖ッ!」と驚かれました。
甲状腺腫瘍が大きくなって、気管を圧迫しすぎると、最後は窒息するそうです。

手術の説明

手術内容

甲状腺右葉峡切除術と頚部リンパ節郭清術と、場合によっては副甲状腺移植術を行う予定だと説明されました。

甲状腺右葉峡切除術

首の前を横に切って、正中(真ん中の「峡部」と呼ばれるところ)と右側の甲状腺をとります。
癒着があればそれも一緒にとります。
神経を切ることもあるかもしれないけれど、なるべく元に戻すようにします。
半回神経に関しては再建手術もある。
との説明でした。

頚部リンパ節郭清術

甲状腺の周辺のリンパ節を摘出します。
摘出の範囲は手術してみないとわからない。
との説明でした。

副甲状腺移植

副甲状腺(カルシウムの調節をしているもの・米粒大)が見つかれば近くの筋肉の中に移植します。
副甲状腺は筋肉の中に埋め込んでやるときちんと機能することがわかっています。
ぱっと見て見つかる場合もあれば、どんだけ探してもない場合もあるので、見つかった場合のみ移植になります。
左右に2個ずつ、計4個あって、2個あれば十分機能するので、もし見つからなくても大丈夫。
とのことでした。

手術に伴う危険性

手術全般

術中・術後の出血、創部の痛みしびれ感など、創部感染、術後性肺炎、創部治癒不全、予測困難な周術期偶発症(心筋梗塞・脳梗塞・脳出血など)が起こることがあります。
一つ一つ丁寧にどう対処するか説明してくださいました。

甲状腺切除術に関して

瘢痕、陥凹

甲状腺摘出後はへこみます。このへこみは戻りません。
なんていうか、術前と比べてはへこむけれど、正常に戻ると言った方が良いかも。

甲状腺ホルモンの欠如

全部摘出の場合はホルモン剤を一生飲み続ける必要があります。
一部切除ではすぐにホルモンが不足することは通常ありませんが、加齢とともに内服する必要がでてくるかもしれません。

副甲状腺ホルモンの低下あるいは欠如の可能性

副甲状腺が機能しなくなれば、カルシウム製剤とビタミンD剤を服用する必要があります。
片側の甲状腺を残すので、可能性は低いです。

半回神経麻痺、音声障害

腫瘍に半壊神経が癒着している場合は一緒にとります。
半回神経が麻痺すると、声が嗄れたり、呼吸困難感が生じます。呼吸困難が重いときは気管切開をすることがあります。
あとは大きな声や高い声が出にくくなることもあります。自然に治ることもあるし、治らないこともあります。
これが一番可能性が高いかな。

頚部血腫や咽頭浮腫に伴う呼吸困難

あまりないけど、重い場合は気管切開します。

嚥下痛、嚥下困難感、咽頭異物感

首の手術なので、食べ物や飲み物を飲み込んだときに異物感や痛みがあることがあります。

リンパ漏、乳縻漏

リンパ液が漏れて鎖骨あたりが腫れることがあります。
ご飯を食べるとリンパ液が多くなるので、1週間絶食。
かなりしんどいけど、先生は1例しか経験していないとのこと

輸血の同意書

先生は甲状腺の手術で輸血を経験したことはないそうだけど、
「一応お守りとして輸血の同意書にサインして~」と言われました。

母が手術したとき、自己血を輸血用にとってあったのにも関わらず、
予定よりも手術の内容が増え、輸血しないといけなくなったということもあり、サインしました。

輸血しないに越したことはないけど。

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